![]() セルフ・リペア集積回路およびリペア方法
专利摘要:
電子(または正孔)注入を利用して負バイアス温度不安定性(NBTI)または正バイアス温度不安定性(PBTI)によって発生するデバイスの損傷を完全にまたは部分的に回復させる方法および回路を提供する。劣化した電界効果トランジスタをリペアする方法は、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合とFETのボディとを順方向にバイアスすることを含む。基板からゲート領域へ電荷を注入して、ゲート領域の電荷を中和する。この方法は、CMOSデバイスに適用することができる。リペア回路が、リペアを実施するために開示される。 公开号:JP2011511440A 申请号:JP2010544431 申请日:2009-01-23 公开日:2011-04-07 发明作者:ジョシ、ラジフ、ブイ;スー、ルイス、ルーチェン;ヤン、ジジアン;ワン、ピンチュアン 申请人:インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Maschines Corporation; IPC主号:H01L27-10
专利说明:
[0001] 本発明は、集積回路に関し、さらに詳細には、損傷したデバイスを完全にまたは部分的に回復させる回路セルフ・リペアに関する。] 背景技術 [0002] 相補型金属酸化膜半導体(CMOS:complementary metal oxide semiconductor)技術の世代が、サブミクロンおよびナノメートル・スケールへと進歩するに伴い,CMOSデバイスのしきい電圧の不安定性が重大な信頼性問題となってきた。しきい電圧(Vt)が不安定になると、回路の動作寿命が短くなるだけでなく、回路の歩留りにも悪影響を及ぼす。例えば、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM:static random access memory)の場合、対応するP型電界効果トランジスタ(PFET:P−type field effect transistor)のしきい値劣化のためにバーン・イン中に不良が発生する。アナログ回路では、過度のVtの不整合によって回路不良となることもある。] [0003] PFETのしきい値不安定性の1つの主な原因は、負バイアス温度不安定性(NBTI:negative bias temperature instability)と呼ばれる効果によるものである。NBTIは、ゲート誘電体における正電荷および表面準位の増加によって、PFETしきい電圧を上昇させるとともに駆動電流を低下させるために広く研究されてきた。ゲート誘電体の厚さがさらに薄くなり、新しいゲート材料も使用されるようになるに伴い、NBTIはPFETデバイスの一層重要な劣化メカニズムとなりつつある。さらに、回路動作中、特定波形のゲートとドレイン間に相対バイアスのかかるデューティ・サイクルが高いために、NBTIは回路レベルで大きな信頼性問題となっている。NBTIは、デバイスのチャネル長とも無関係である。] [0004] N型電界効果トランジスタ(NFET)の同様なしきい値不安定性は、正バイアス温度不安定性(PBTI:positive bias temperature instability)である。NBTIやホット・エレクトロン消耗効果のような他のデバイス劣化メカニズムと比較すると、PBTIは、従来のゲート酸化膜デバイスに対する重要性は低い。しかしながら、先端技術のゲート誘電体として高誘電率(high−k)材料が導入されるに伴い、PBTI効果は回路に大きな影響を及ぼすようになっており、プロセス開発の過程で考慮に入れる必要がある。] [0005] 特定の消耗メカニズムの結果として劣化したデバイスには回復できるものがある。例えば、特許文献1には、放射線障害を受けた半導体の選択された領域を高温ベークによって回復させる方法が開示されている。NBTIについては、熱アニール時間や水素の流量を調整することを含む製造過程でデバイス性能への悪影響を最小限に抑えるために、様々な方法がこの業界で実施されてきた。] [0006] NBTIを低減するためにデバイス構造も使用されている。例えば、特許文献2には、NBTI起因のしきい値シフトを抑制するために、炭化ケイ素(SiC)などの拡散障壁を使用することが教示されている。特許文献2では、窒素含有シリコン酸化物と、下に位置するバリア層を含む銅配線パターンと、銅配線パターンを覆うSiC層とを含むPFET構造が開示されている。このPFET構造は、NBTI劣化を抑制しようとするものである。この修復は、通常の処理(プロセス)ステップから逸脱しており、コストの観点から望ましくない新しい材料が必要となる。] [0007] NBTI条件下のデバイスの形成およびストレスの後に、NBTI劣化を部分的に回復させるために熱アニールが実施された。特許文献3では、NBTI劣化後の回路回復のための構造および手法が提案されている。特許文献3は、クリティカル・デバイスのゲートに隣接するポリシリコン・ヒータを使用することによってNBTI回復のためのアニール効果を利用している。ヒータを起動することによって、クリティカル・デバイスのチャネル温度をアニール・レベルまで上げることで、NBTI起因の界面損傷を部分的に取り除くことができるようになる。] 先行技術 [0008] 米国特許第4,238,694号 米国特許第7,030,498号「Semiconductor Device with Copper Wirings Having Improved Negative Bias Temperature Instability(NBTI)」 米国特許第6,958,621号「Method andCircuit for Element Wearout Recovery」] 発明が解決しようとする課題 [0009] 上記方法の欠点としては、(1)ヒータ部品を収容するために広い面積が必要になること、(2)ゆっくりとした熱修復プロセスが必要とされること、(3)アニール状態に達するのに大きな電力が消費されること、などが挙げられる。] 課題を解決するための手段 [0010] 劣化した電界効果トランジスタをリペアする方法は、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合(ジャンクション)と、FETのボディとを順方向にバイアスすることを含む。基板からゲート領域に電荷が注入されてゲート領域の電荷を中和する。本方法は、CMOSデバイスに適用される。リペアを実施するためにリペア回路が開示される。] [0011] メモリ・セルのアレイを有するメモリ回路の電界効果トランジスタをリペアする方法は、プルアップP型デバイスの場合、接地電位から電源電位に接地線を切り換えることと、アレイのすべてのワード線をオンにすることと、P型デバイスのnウェルを電源電位より低くて接地電位より高い電圧に接続することによって第1の側のP型デバイスをリペアすることと、第1の側のビット線を立ち上げることと、P型デバイスのnウェルを電源電位より低くて接地電位より高い電圧に接続することによって第2の側のP型デバイスをリペアすることと、第2の側のビット線を立ち上げることと、を含む。] [0012] メモリ・セルのアレイを有するメモリ回路の電界効果トランジスタをリペアする別の方法は、プルダウンN型デバイスの場合、電源電位から接地電位に電源線を切り換えることと、アレイのすべてのワード線をオンにすることと、N型デバイスのPウェルを接地電位より高くて電源電位より低い電圧に接続することによって第1の側のN型デバイスをリペアすることと、第1の側のビット線を立ち下げることと、N型デバイスのPウェルを接地電位より高くて電源電位より低い電圧に接続することによって第2の側のN型デバイスをリペアすることと、第2の側のビット線を立ち下げることと、を含む。] [0013] メモリ回路は、関連するワード線およびビット線によって制御されアクセスされる複数のアクセス・トランジスタを有するメモリ・セルのアレイであって、電源電圧および接地を含むメモリ・セルのアレイを含む。ロジック回路は、アレイと電源電圧と接地との間に接続され、少なくとも1つの修復制御信号に従ってアレイが電源電圧と接地とに選択的に接続されるようにする。修復制御回路は、ロジック回路に接続されており、少なくとも1つの修復制御信号を出力して、アレイの一部を基板ウェル、電源電圧および接地のうちの少なくとも1つに接続して電荷を中和することによって電界効果トランジスタをリペアすることができるように構成される。] [0014] ロジック回路は、プルアップP型デバイスの場合、接地電位から電源電位に接地線を切り換え、アレイのすべてのワード線をオンにし、P型デバイスのnウェルを電源電位より低くて接地電位より高い電圧に接続することによって第1の側のP型デバイスをリペアし、第1の側のビット線を立ち上げ、P型デバイスのnウェルを電源電位より低くて接地電位より高い電圧に接続することによって第2の側のP型デバイスをリペアし、第2の側のビット線を立ち上げるように構成されてもよい。電源電位をVddとすると、電源電位より低くて接地電位より高い電圧は、Vdd−Vfwとなり、ここで、Vfwは、順方向バイアス電圧である。修復回路は、少なくとも1つのリペア対象デバイスのしきい電圧が基準レベルを超えた場合に修復モードを起動して少なくとも1つの修復制御信号を出力するように構成されるセンサを含んでもよい。] [0015] ロジック回路は、プルダウンN型デバイスの場合、電源電位から接地電位に電源線を切り換え、アレイのすべてのワード線をオンにし、N型デバイスのPウェルを接地電位より高くて電源電位より低い電圧に接続することによって第1の側のN型デバイスをリペアし、第1の側のビット線を立ち下げ、N型デバイスのPウェルを接地電位より高くて電源電位より低い電圧に接続することによって第2の側のN型デバイスをリペアし、第2の側のビット線を立ち下げるように構成されてもよい。接地電位をVssとすると、接地電位より高くて電源電位より低い電圧は、Vss+Vfwとなり、ここで、Vfwは、順方向バイアス電圧である。] [0016] フローティング・ボディを有する劣化した電界効果トランジスタをリペアする別の方法は、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合をバイアスすることと、ゲート領域に電荷を蓄積してゲート領域の電荷を中和することと、を含む。] [0017] これらのおよび他の特徴および利点は、添付の図面と合わせて読まれることになる本発明の例示的な実施形態の以下の詳細な説明から明白になるであろう。] [0018] 本開示は、以下の図面を参照しながら好適な実施形態についての以下の説明の詳細を提供するであろう。] 図面の簡単な説明 [0019] 異なるバイアス条件下のPFETデバイスのしきい値シフトを示す実験データを示すグラフである。 本原理による、NBTIストレス前後および回復プロセス後のPFETデバイスの特性I−V曲線を示す図であり、挿入図には、関連する電圧を示すトランジスタも図示される。 回復モードの2つのバイアス条件間を比較しながらPFETデバイスのしきい値シフトと回復時間との挙動を示す実験データを示すグラフである。 PFETデバイスを示す断面図である。 NFETデバイスを示す断面図である。 CMOS回路素子を示す回路図である。 例示的な実施形態による回復モード中の波形を示すタイミング図である。 本原理によるSRAM構造およびリペア構造を含む新しいSRAMセルを示す回路図である。 リペア機能を有する1つのSRAMセルを示す概略図である。 1つの例示的な実施形態によるリペア機能を使用する4×4SRAMアレイを示す回路図である。 1つの例示的な実施形態による修復制御回路をより詳細に示す回路図である。 フローティング・ボディ・デバイスのリペアについて、本原理による、NBTIストレス前後および回復プロセス後のPFETデバイスの特性I−V曲線を示す図であり、挿入図には、関連する電圧を示すトランジスタも図示される。 ボディ・コンタクトのないCMOS回路素子を示す回路図である。 例示的な実施形態によるリペア・モード中の波形を示すタイミング図である。 本原理によるボディ・コンタクトのないデバイスのSRAM構造およびリペア構造を含む新しいSRAMセルを示す回路図である。] 実施例 [0020] 本原理による実施形態は、電子(または正孔)注入を利用して負バイアス温度不安定性(NBTI)または正バイアス温度不安定性(PBTI)によって発生するデバイスの損傷を完全にまたは部分的に回復させる回復方法を提供する。一実施形態は、このリペア方法をメモリ回路に適用する。] [0021] リペア回路は、NBTI(またはPBTI)消耗メカニズムに弱い回路または回路素子あるいはその両方に接続され、損傷デバイスに対して回路の損傷回復を実施する。一実施形態では、検知デバイスは、NBTI(またはPBTI)消耗メカニズムをモニタし、このとき検知デバイスは、リペアを要求する不良モニタとして使用される。検知デバイスは、リペア時間を測定するリペア中のモニタとして使用することもできる。] [0022] 実施形態は、メモリ回路に関連して説明されるが、本発明は、幾つもの半導体デバイスおよび部品に適用可能であり、本明細書に提示される例示的な実例によって限定されると解釈されるべきではない。例えば、本原理は、プロセッサ・チップ、メモリ・チップ、特定用途チップなどのトランジスタまたは他のデバイスにも適用可能である。] [0023] 本発明の実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態またはハードウェア要素とソフトウェア要素との両方を含む実施形態の形態をとることができる。好適な実施形態では、本発明は、集積回路デバイスのハードウェアに実装されるが、デバイスは、ソフトウェアを実行し、ソフトウェアに設計され、あるいはソフトウェアにて検査される設計を有してもよい。ソフトウェアは、これに限定されないが、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含んでもよい。] [0024] さらに、本発明の実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによって使用されるあるいはこれと接続されるプログラム・コードを提供するコンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラム製品の形態をとることができる。この説明のために、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによって使用されるあるいはこれと接続されるプログラムを含有、格納、伝達、伝播または輸送することができる任意の装置とすることができる。媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線もしくは半導体システム(または装置またはデバイス)あるいは伝播媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体の例としては、半導体またはソリッド・ステート・メモリ、磁気テープ、着脱可能コンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)、読み出し専用メモリ(ROM:read−only memory)、硬質磁気ディスクおよび光ディスクが挙げられる。光ディスクの現在の例としては、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、コンパクト・ディスク読み出し/書き込み(CD−R/W)およびDVDが挙げられる。] [0025] プログラム・コードを格納するまたは実行するあるいはその両方を行うのに適するデータ処理システムは、システム・バスを介してメモリ素子に直接的または間接的に接続される少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。メモリ素子は、プログラム・コードの実行中に使用されるローカル・メモリと、大容量記憶装置と、実行中に大容量記憶装置からコードが検索される回数を減らすために少なくとも一部のプログラム・コードを一時的に記憶するキャッシュ・メモリとを含むことができる。入出力またはI/Oデバイス(これに限定されないが、キーボード、ディスプレイ、ポインティング・デバイスなどを含む)は、直接または介在するI/Oコントローラを介してシステムに接続されてもよい。] [0026] さらにネットワーク・アダプタをシステムに接続して、介在する私的ネットワークまたは公衆ネットワークを介してデータ処理システムを他のデータ処理システムまたはリモート・プリンタまたは記憶装置に接続できるようにしてもよい。モデム、ケーブル・モデムおよびイーサネット(R)・カードは、現在使用可能な種類のネットワーク・アダプタのほんの一部である。] [0027] 本明細書で説明される回路は、集積回路チップのための設計の一部であってもよい。チップ設計は、グラフィック・コンピュータ・プログラミング言語で製作され、(ディスク、テープ、物理ハード・ドライブまたはストレージ・アクセス・ネットワークなどにおける仮想ハード・ドライブなどの)コンピュータ記憶媒体に格納される。設計者が、チップまたはチップを製造するために使用されるフォトリソグラフィ・マスクを製造しない場合には、設計者は、得られた設計を、物理的手段によって(例えば、設計を格納する記憶媒体のコピーを提供することによって)あるいは電気的に(例えば、インターネットを介して)これらの業者に直接または間接的に送信する。その後、格納された設計は、ウェハに形成されることになる当該チップ設計の複数のコピーを一般に含むフォトリソグラフィ・マスクを製造するために、適切なフォーマット(例えば、グラフィック・データ・システムII(GDSII:Graphic Data System II)に変換される。フォトリソグラフィ・マスクを使用して、エッチングあるいはその他の方法で処理されるウェハ(またはウェハ上の層あるいはその両方)の領域を画定する。本明細書に記載される方法は、集積回路チップの製造に使用されてもよい。] [0028] その結果得られる集積回路チップは、生ウェハの形態(すなわち、複数のパッケージされないチップを有する単一のウェハ)で、ベア・ダイとして、またはパッケージされた形態で製造者が流通させることができる。後者の場合、チップは、(マザーボードまたは他のより高いレベルのキャリアに取り付けられるリードを有するプラスチック製キャリアなどの)単一のチップ・パッケージに、または(表面相互接続または埋め込み相互接続あるいはその両方を有するセラミック製キャリアなどの)マルチチップ・パッケージに取り付けられる。いずれの場合も、次に、チップは、(a)マザーボードなどの中間製品または(b)最終製品の一部として、他のチップ、個別回路素子、または他の信号処理デバイスあるいはその全部と統合される。最終製品は、玩具および他の低価格アプリケーションからディスプレイ、キーボードまたは他の入力デバイスおよび中央処理装置を有する最新コンピュータ製品に至るまでの、集積回路チップを含む任意の製品であってもよい。] [0029] 本原理に従って、電荷中和(本明細書ではCNと称される)と呼ばれる回復メカニズムを使用して、損傷回路部品をリペアすることもできる。NBTI劣化のほとんどは、ゲート・バイアスのかかるチャネル/ゲート誘電体界面で捕獲される正電荷によって引き起こされることに留意する。陰電子を影響を受けた界面内に注入することができれば、捕獲された正電荷を中和することができ、捕獲された電荷によるしきい値のシフトを回復させることができる。CN回復のためにPFETチャネル内に電子を注入する方法が幾つかある。例えば、CN回復のためにゲート・トンネル電流を印加することができる。しかしながら、この方法には、ゲート誘電体間の大きな電圧低下が必要であり、ゲート誘電体の完全性を損なうこともある。別の例では、例えば、ゲートをしきい電圧未満でバイアスしながら、準しきい電圧範囲を有するPFETデバイスに対してドレインおよびソースに高い電圧(例えば、Vddの約1.5倍)でストレスを加えることによってチャネル衝撃イオン化効果を利用する。] [0030] ここで、同じ数字が同様または類似の要素を表す図面を参照する。まず図1を参照すると、しきい電圧変化(ΔVt、mV)対ストレスの時間または期間(Tstress、秒)のプロットは、特定バイアス条件下の時間の関数として、80nmのチャネル長を有するPFETデバイスのしきい電圧がシフトすることを示す。しきい値シフト20は、高いVgs(ゲート対ソース電圧)およびVds(ドレイン対ソース電圧)バイアスによるホット・キャリア・ストレスの状態にあり、しきい電圧の大幅な上昇を引き起こす。シフト30は、高いVgsバイアス条件によるNBTIストレスの状態にあり、これもしきい電圧の僅かな上昇を引き起こす(この特有の技術/プロセスのNBTI劣化はそれほど顕著ではないことに留意する)。シフト40は、前述の衝撃イオン化状態にあり、明らかに、試験中のPFETデバイスのしきい電圧が低下または回復することになる。] 図1 [0031] CN回復を利用する別の方法は、PFETデバイスのNウェルからそのソースまたはドレインあるいはその両方の接合に対して、これらの接合を順方向にバイアスすることによって電子を注入することである。この条件では、これらの順方向にバイアスされたPN接合からの電子は、低いエネルギを保有しデバイスにいかなる損傷も与えない。このようなNウェル/ソース接合またはNウェル/ドレイン接合あるいはその両方を順方向にバイアスすることによるNBTI回復が、本発明者によって観察されたことに留意する。] [0032] 図2を参照すると、シリコン・オン・インシュレータ(SOI:silicon−on−insulator)基板のボディ・コンタクトされたPFETについて、I−V曲線60、70および80が示される。ドレインからソースへの電流(IDS、アンペア)が、ゲート電圧(Vg、ボルト)に対してプロットされる。I−V曲線は、ストレス前のPFET応答(曲線60で表示)、NBTIストレス後のPFET応答(曲線70で表示)、および回復プロセス後のPFET応答(曲線80で表示)を示す。曲線70では、挿入図72で示されるような−1.9VでバイアスされるVgsおよび接地される他のノードによる1000秒間のNBTIストレスによって、10mVのしきい値シフトΔVtが生じていることが分かる。挿入図82に示されるような+1.0Vでバイアスされるゲートおよび+0.7Vでバイアスされるソース/ドレインを用いるCN回復(曲線80)を使用することによって、しきい値シフトΔVtは、80%回復してほんの2mVになっている。] 図2 [0033] 図3を参照すると、30℃で45nmのチャネル長を有する1.0ボルトPFETの回復時間の挙動について、しきい電圧変化(ΔVt、mV)対時間(秒)のプロットが実例として示され、2つの回復条件を比較している。第1の回復条件プロット90は、0.8Vの回復を含み、第2の回復条件プロット92は、0.1Vの回復を含む。] 図3 [0034] 条件プロット92において0.1V回復すると、1秒のバイアス後にしきい値シフトが約25%回復することになり、この原因はNBTI自己熱回復とCN効果との両方にあり得ることを観察することができる。条件プロット90の場合のCN効果によって、1秒以内に50%もしきい値が回復することになり、さらにその後のバイアス中にも回復し続けることに留意する。このような観察に基づくと、CNは損傷を与えず、回路設計で容易に実施することができるため、NBTIの影響を受けやすい多くのデバイスおよび回路が、CNによるPN接合回復効果の恩恵を受けることができるのは明らかである。] [0035] 図4を参照すると、損傷を受けたPFETデバイス100の回復について、単一デバイスの回復の実施形態を例示的に示す断面図が示される。PFETデバイス100は、ゲート誘電体109およびゲート導体111を含むゲート構造を含む。] 図4 [0036] PFETデバイス100は、ソース120のデバイス・パッドまたはノード105と、ドレイン140と、ゲート130と、Nウェルまたは基板110のボディ・コンタクト用デバイス・パッド106とを含む。ボディ・コンタクトまたは基板コンタクトは、この場合、基板110のNウェルにコンタクト(接触)している。] [0037] 通常のデバイス動作の間、ソース・ノード120またはドレイン・ノード140あるいはその両方に対するNウェル・ノード106の電圧は正にバイアスされており、これは対応するNウェル110またはp+接合122、124(ソースまたはドレインあるいはその両方)あるいはその両方は、逆にバイアスされていることを意味する。] [0038] 本原理による劣化リペア・モードの間、ソース120、ドレイン140およびゲート130とNウェル・パッド106との間の電圧は負(例えば、−0.7Vから−0.8V)に保持され、ソース120およびドレイン140において僅かに順方向にバイアスされるPN接合が得られる。これによって、Nウェル110からソース120領域またはドレイン140領域あるいはその両方へ電子が注入されて、NBTI効果によって捕獲された正電荷を中和することができる。] [0039] PBTI劣化NFETの場合も、同様な方法を適用することができる。NFETは、図5に示される反対の型の極性を含む。PBTI効果に対応するためには、pウェルに正電圧を印加することによって、バイアス電圧の極性を変更する、例えば、NFETのPウェル/ドレイン接合またはpウェル/ソース接合あるいはその両方を順方向にバイアスするだけである。] 図5 [0040] 図5を参照すると、損傷を受けたNFETデバイス150の回復について、単一デバイスの回復の実施形態を例示的に示す断面図が示される。NFETデバイス150は、ゲート誘電体109およびゲート導体111を含むゲート構造を含む。] 図5 [0041] NFETデバイス150は、ソース170のデバイス・パッドまたはノード155と、ドレイン190と、ゲート180と、Pウェルまたは基板160のボディ・コンタクト用デバイス・パッド156とを含む。ボディ・コンタクトまたは基板コンタクトは、この場合、基板160のPウェルにコンタクト(接触)している。] [0042] 通常のデバイス動作の間、ソース・ノード170またはドレイン・ノード190あるいはその両方に対するPウェル・ノード156の電圧がバイアスされており、これは対応するPウェル160またはn+接合172、174(ソースまたはドレインあるいはその両方)あるいはその両方は、逆にバイアスされていることを意味する。] [0043] 本原理による劣化リペア・モードの間、ソース170、ドレイン190およびゲート180とPウェル・パッド156との間の電圧は正に保持され、ソース170およびドレイン190において僅かに順方向にバイアスされるPN接合が得られる。これによって、Pウェル160からソース170領域またはドレイン190領域あるいはその両方へ正孔が注入されて、PBTI効果によって捕獲された負電荷を中和することができる。] [0044] 図6を参照して、CMOSロジック回路のリペアが説明される。CMOSインバータ回路200は、入力パッド210と、出力パッド220と、PFETのNウェル・コンタクト・パッド250と、NFETのソース・パッド230とを含む。通常のCMOS動作の間、パッド230はVssまたは接地に接続され、パッド250はハイ電圧、例えば、Vddに接続される。] 図6 [0045] 図7を参照すると、タイミング図は、それぞれV210、V230およびV250で示されるパッド210、230および250の対応するリペア・モード波形(電圧)を示す。PMOSデバイス205のリペア・モードでは、入力パッド210はハイ(Vdd)に設定され、パッド230はVssからVddに切り換えられ、パッド250は、Vdd−Vfw(例えば、Vfw=0.7V〜0.8V)でバイアスされる。Vfwは、順方向PN接合電圧であり、0.7V〜0.8Vは、PN接合の起動電圧である。リペア・モードでは、PFETのソースおよびドレインのPN接合はともに僅かに順方向にバイアスされる。] 図7 [0046] この場合、図6および図7を引き続き参照すると、接地線は、電源Vddと同じ電圧が供給されるので、ゲート207がローからハイに切り換えられると、出力ノード220もローからハイに上昇してPMOSデバイス205のドレインに印加されるようになる。これによって、PMOSデバイス205が効果的に修復される。] 図6 図7 [0047] 入力210をローまたは0Vに保持したままNFETのPウェル260をVfwに切り換え、さらに、パッド230を通常動作の場合のように接地した状態でパッド270を接地に切り換えることによって、同様なリペア方法をNMOS215に適用することができる。回路を修復することでデバイスの各ノードの適切なバイアスを容易にして、ゲート領域に蓄積される好ましくない電荷を取り除くことができるようにするべきである。] [0048] 図8を参照して、ここでSRAMアレイのリペアが、別の実施形態に従って例示的に説明される。例示的な6トランジスタSRAMセル300は、1対のプルアップPMOSデバイスP0およびP1と、1対のプルダウンNMOSデバイスN0およびN1と、1対のNMOS転送デバイスT0およびT1とを含む。転送デバイスT0およびT1のゲートは、ワード線WLに結合されている。各転送デバイスT0およびT1のドレインは、それぞれ左側ビット線LBLおよび右側ビット線RBLに結合されている。P1のボディは、左側nウェル・コンタクトLNWに結合され、P0のボディは右側nウェル・コンタクトRNWに結合されている。セル300の電源はVddに結合されている。接地線302は、修復モードでない場合(あるいはFIXバーでトランジスタT3を介して導通できるようにする場合)通常モードでVssに結合される。接地線302は、修復モードの場合(あるいはFIXでトランジスタT2が導通できるようにする場合)Vddに結合される。2つのゲートT2およびT3は、接地線302の電圧を制御する。] 図8 [0049] セル300は、そのVtシフトが所定レベルを超えた場合のみプルアップPMOSデバイスP0およびP1を修復させるように設計するのが好ましい。同様な構成は、プルダウンNMOSデバイスN0およびN1を修復するためにも実施することができる。リペア・モードの間に、FIX=1でT2が起動し、T3が停止し、その結果接地線がVddに接続される。P0およびP1デバイスのボディは、リペア期間中に選択的にバイアスされる。毎回、アレイ内の左側のすべてのプルアップPMOSデバイス(この場合はP1)が同時にリペアされる。リペアが実施されると、右側のすべてのプルアップPMOSデバイス(この場合はP0)は、対を成すビット線の各ビット線(LBLおよびRBL)を適切にバイアスすることによって続いて修復される。] [0050] 図9を参照すると、簡略化されたSRAMセル300が示され、セル300は、電源Vddと、接地Vssと、ワード線WLと、右側ビット線RBLと、左側ビット線LBLと、2つのNウェル・コンタクトLNWおよびRNWとを含む。セル300は、4×4アレイ(402)を構成するために使用され、関連するリペア回路は、図10に示される。] 図10 図9 [0051] 図10を参照すると、メモリ・セル300の4×4アレイ402をリペアするためのリペア回路400が、本原理に従ってSRAMアレイを構成できる方法を示す実例として使用される。リペア回路400は、NBTI関連の測定のためにプルアップPMOSデバイス(図8のP0およびP1)を定期的に修復することができるようにしている。修復制御(FC)回路406は、左側修復信号および右側修復信号、それぞれFIX_LおよびFIX_Rを生成するために使用される。これら2つの制御信号は、NORゲート408およびORゲート410に接続される。] 図10 図8 [0052] どちらの側の修正も要求されない場合には、NORゲート408の出力は、SRAMアレイの接地線(単数または複数)412をVssに接続する。どちらかの側が修復モードの場合、SRAMアレイの接地線(単数または複数)412はVddに接続される。接地線412の接続は、NORゲート408およびORゲート410の出力を使用して、転送デバイスT11、T12、T13およびT14を介して選択的に実施される。] [0053] 左側の修復モードの間、FIX_Lがハイとなり、左側のすべてのセル404は修正中である。このとき、WL線(WL0、WL1など)は、同時にまたは順番にオンにされて各セル404にアクセスできるようになる。左側のビット線(LBL0、LBL1など)および左側のnウェル(NW0、NW1、NW2など)は、それぞれ転送デバイスT16、T19およびT15、T18を介してオンにされる。左側のnウェルは、FIX_NWレベルに結合される。すべてのセル404のうちの左側プルアップPMOSデバイス(図8に示されるP0、P1)は、修復中である。固定の時間で、またはリペアが完了した時間を判断するためのモニタ・デバイス(図示せず)を使用してリペアを実施することができる。] 図8 [0054] 書き込みおよび読み出し動作をサンプリングすることによってセルをモニタすることもできる。どちらかの動作が不良になると、リペアが必要であることを示す。あるいは、同様なSRAMのPFET条件および動作下にあるモニタ・デバイス、例えば、個別のPFETをしきい電圧モニタ回路とともに使用してもよい。PFETのしきい電圧が既定値まで増加する場合、セルの修復モードを起動することができる。しきい電圧は、既定値と比較されても、記憶(例えば、参照テーブルなど)から判断されてもよい。] [0055] 左側のデバイスが修正されると、転送デバイスT17、T18、T19およびT20を使用して右側のデバイスが続いてリペアされる。これらのデバイスは、Nウェルおよび右側のビット線(RBL0、RBL1など)へアクセスできるようにする。同様な原理に基づいて多数のアレイ構成を使用して、本発明の範囲内で同一のあるいは類似の結果を達成することもできる。] [0056] 図11を参照すると、修復制御(FC)回路406は、センサ502を含み、少なくとも1つのモニタ・デバイス(図示せず)が提供され、モニタ・デバイスのしきい値レベルは、モニタ対象のデバイス(単数または複数)に対してリペアまたはリセットが必要かどうかを判定する基準レベルと比較される。モニタ・デバイスは、モニタ対象デバイス(単数または複数)(例えば、SRAMアレイのセル404のデバイス)と同じストレス状態にあるのが好ましい。しきい値レベルが基準レベルの値を超えると、回路406によって修復信号がトリガされる。例えば、FIX_LまたはFIX_Rあるいはその両方を発生してもよい。] 図11 [0057] アレイが通常動作状態にある場合には修復が実行されないのが好ましいため、デバイスをリペアするのに適当と考えられる時間を計るために有効信号501がシステムによって提供される。アレイが修復モードにある場合、センサ502は、アレイが修復される必要があるか否かを判断する。リペアが必要な場合、FIX_L制御信号をアレイに発行することによって、トリガ信号が左側アレイのリペア・ブロック504を有効にする。センサ502の少なくとも1つのモニタ・デバイスを使用して、修復時間を測定してもよい。損傷デバイスのしきい値レベルが所定の値に回復されると、修復は完了する。] [0058] 次いで、右側アレイのリペア・ブロック506が有効にされ、FIX_R信号をアレイに発行する。すべてのデバイスが修復されると、終了リペア・ブロック508は修復サイクルを終了させて、アレイが通常機能モードにできる状態であることをシステムに知らせる(DONE)。アレイの左側をリペアするか右側をリペアするかの順序は切り換えてもよいことに留意すべきである。一実施形態では、単一のデバイスまたは部品の検査に対して単一の修復信号が出力されてもよい。] [0059] 図12を参照すると、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板のボディ・コンタクトのないPFETについて、I−V曲線560、570および580が示される。ドレインからソースへの電流(IDS、A)が、ゲート電圧(Vg、V)に対してプロットされる。I−V曲線は、ストレス前のPFET応答(曲線560で表示)、NBTIストレス後のPFET応答(曲線570で表示)、および回復プロセス後のPFET応答(曲線580で表示)を示す。曲線570では、挿入図572で示されるような−2.1VでバイアスされるVgsおよび接地される他のノードによる1000秒間のNBTIストレスによって、11mVのしきい値シフトΔVtが生じていることが分かる。挿入図582に示されるような+1.1Vでバイアスされるゲートおよび+0.0Vでバイアスされるソース/ドレインを用いるCN回復(曲線580)を使用することによって、しきい値シフトΔVtは、10%回復してほんの10mVになっている。] 図12 [0060] 図13を参照して、フローティング・ボディのSOICMOSについて、CMOSロジック回路のリペアが説明される。CMOSインバータ回路502は、入力パッド510と、出力パッド520と、ソース・パッド500(PFET用)および530(NFET用)とを含む。通常のCMOS動作の間、図14に示されるように、パッド530はVssまたは接地に接続され、パッド500および510はハイ電圧、例えば、Vddと接地、例えば、Vssとの間で切り換えられる。] 図13 図14 [0061] 劣化した電界効果トランジスタをリペアする方法は、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合を順方向にバイアスすることと、ゲート領域の電荷を蓄積してゲート領域の電荷を中和することとを含む。電荷は、電源電圧および接地電圧のうちの1つをリペア対象デバイスのソース・パッドに印加してゲート領域に電荷を蓄積することによって蓄積されるのが好ましい。] [0062] 図14を参照すると、タイミング図は、それぞれV510、V500およびV530で示されるパッド510、500および530の対応するリペア・モード波形(電圧)を示す。PMOSデバイス504(図13)のリペア・モードでは、入力パッド510はハイ(Vdd)に設定され、パッド500はVddからVssに切り換えられ、パッド530はVssに保持される。リペア・モードでは、NBTI劣化PFET(PMOS)は、バイアスされて蓄積モードとなり、ボディ・コンタクトのない(フローティング・ボディの)NBTI劣化を部分的に回復させる。] 図13 図14 [0063] 同様なリペア方法をNMOS506に適用することができる。回路を修復することでデバイスの各ノードの適切なバイアスを容易にして、ゲート領域に蓄積される好ましくない電荷を中和することができるようにするべきである。] [0064] 図15を参照して、フローティング・ボディの実施形態に従って、SRAMアレイのリペアがここで例示的に説明される。例示的な6つのトランジスタのSRAMセル300は、1対のプルアップPMOSデバイスP0およびP1と、1対のプルダウンNMOSデバイスN0およびN1と、1対のNMOS転送デバイスT0およびT1とを含む。転送デバイスT0およびT1のゲートは、ワード線WLに結合されている。各転送デバイスT0およびT1のドレインは、それぞれ左側ビット線LBLおよび右側ビット線RBLに結合されている。] 図15 [0065] セル300の電源602は、それぞれトランジスタT21およびT22を使用してVddおよびVssに結合されている。接地線604は、Vssに結合されている。修復モードでは、FIX信号またはFIXバー信号は、トランジスタT21またはT22を介して導通することができるようにして電源602をVssまたはVddに適切に結合する。] [0066] プルアップPMOSデバイスP0およびP1は、そのVtシフトが所定のレベルを超えると修復される。同様な構成は、プルダウンNMOSデバイスN0およびN1を修復するためにも実施することができる。リペア・モードの間、T22が起動され、T21を停止してP0およびP1について図14に示される状態を作り出す。この実施形態では、P0およびP1デバイスのボディは、リペア期間中フローティング状態である。毎回、アレイ内の左側のすべてのプルアップPMOSデバイス(この場合はP1)が同時にリペアされる。リペアが実施されると、右側のすべてのプルアップPMOSデバイス(この場合はP0)は、対を成すビット線の各ビット線(LBLおよびRBL)を適切にバイアスすることによって続いて修復される。] 図14 [0067] 自己リペア集積回路、デバイスおよびリペア方法の好適な実施形態(例示的であり限定しないことが意図される)について説明してきたが、当業者であれば、上記教示に照らして修正および変形を加えることができることに留意されたい。したがって、当然のことながら、添付の特許請求の範囲によって概説される本発明の範囲および趣旨内にある変更が、開示された特定の実施形態に加えられてもよい。したがって、特許法によって要求される詳細さおよび入念さで本発明の態様を説明したが、特許請求され、所望されかつ特許証によって保護されるものは、添付の特許請求の範囲において述べられている。]
权利要求:
請求項1 劣化した電界効果トランジスタをリペアする方法であって、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合と前記FETのボディとを順方向にバイアスすることと、基板からゲート領域へ電荷を注入して、前記ゲート領域の電荷を中和する、電荷を注入することと、を含む方法。 請求項2 前記FETが、p型FET(PFET)を含み、前記ボディが、Nウェル領域およびN基板のうちの1つを含み、前記電荷を注入することが、電子を注入することを含む、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記FETが、n型FET(NFET)を含み、前記ボディが、Pウェル領域およびP基板のうちの1つを含み、前記電荷を注入することが、正孔を注入することを含む、請求項1に記載の方法。 請求項4 前記電荷を注入することが、前記ゲート領域に準しきい値ホット・キャリア・ストレスを加えることを含む、請求項1に記載の方法。 請求項5 前記準しきい値ホット・キャリア・ストレスを加えることが、前記ゲート領域をしきい電圧未満でバイアスすることと、同時に、電源電圧より高い電圧で前記ドレインから前記ソースにバイアスすることと、を含む、請求項4に記載の方法。 請求項6 前記電界効果トランジスタが、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)回路に含まれ、前記方法が、n型FET(NFET)とp型FET(PFET)とを交互にリペアすることを含む、請求項1に記載の方法。 請求項7 前記順方向にバイアスすることが、前記CMOS回路の前記PFETのデバイスをリペアするために、ボディ・コンタクト電圧を電源電圧からより低い電圧レベルに切り換えることと、前記ゲート領域を前記電源電圧に切り換えることと、を含む、請求項6に記載の方法。 請求項8 前記順方向にバイアスすることが、前記CMOS回路の前記NFETのデバイスをリペアするために、ボディ・コンタクト電圧を接地電位からより高い電圧レベルに切り換えることと、前記ゲート領域を前記接地電位に切り換えることと、を含む、請求項6に記載の方法。 請求項9 メモリ・セルのアレイを有するメモリ回路の電界効果トランジスタをリペアする方法であって、プルアップP型デバイスに対して、接地線を接地電位から電源電位に切り換えることと、前記アレイのすべてのワード線をオンにすることと、前記P型デバイスのnウェルを前記電源電位より低くて前記接地電位より高い電圧に接続することによって第1の側のP型デバイスをリペアすることと、前記第1の側のビット線を立ち上げることと、前記P型デバイスの前記nウェルを前記電源電位より低くて前記接地電位より高い電圧に接続することによって第2の側のP型デバイスをリペアすることと、前記第2の側のビット線を立ち上げることと、を含む方法。 請求項10 前記電源電位がVddであり、Vfwが順方向バイアス電圧のとき、前記電源電位より低くて前記接地電位より高い電圧は、Vdd−Vfwである、請求項9に記載の方法。 請求項11 しきい電圧が、リペア対象の少なくとも1つのデバイスの基準レベルを超えた場合に、修復モードをトリガすることをさらに含む、請求項9に記載の方法。 請求項12 デバイスのリペアを開始するために、少なくとも1つの制御信号を発生することをさらに含む、請求項11に記載の方法。 請求項13 すべてのリペアが実施された場合に、通常動作を再開することをさらに含む、請求項11に記載の方法。 請求項14 メモリ・セルのアレイを有するメモリ回路の電界効果トランジスタをリペアする方法であって、プルダウンN型デバイスに対して、電源線を電源電位から接地電位に切り換えることと、前記アレイのすべてのワード線をオンにすることと、前記N型デバイスのPウェルを前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧に接続することによって第1の側のN型デバイスをリペアすることと、前記第1の側のビット線を立ち下げることと、前記N型デバイスの前記Pウェルを前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧に接続することによって第2の側のN型デバイスをリペアすることと、前記第2の側のビット線を立ち下げることと、を含む方法。 請求項15 前記接地電位がVssであり、Vfwが順方向バイアス電圧のとき、前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧は、Vss+Vfwである、請求項14に記載の方法。 請求項16 しきい電圧が、リペア対象の少なくとも1つのデバイスの基準レベルを超えた場合に、修復モードをトリガすることをさらに含む、請求項14に記載の方法 請求項17 すべてのリペアが実施された場合に、通常動作を再開することをさらに含む、請求項16に記載の方法。 請求項18 メモリ回路であって、関連するワード線およびビット線を介して制御およびアクセスされる複数のアクセス・トランジスタを有するメモリ・セルのアレイであって、電源電圧および接地を含むメモリ・セルのアレイと、前記アレイが、少なくとも1つの修復制御信号に従って前記電源電圧および前記接地に選択的に接続されるように、前記アレイと前記電源電圧と前記接地との間に接続されるロジック回路と、前記ロジック回路に接続される修復制御回路であって、前記少なくとも1つの修復制御信号を出力して、前記アレイの一部を基板ウェル、前記電源電圧および前記接地のうちの少なくとも1つに接続して電荷を中和することによって電界効果トランジスタをリペアすることができるように構成される修復制御回路と、を含むメモリ回路。 請求項19 前記ロジック回路が、プルアップP型デバイスに対して、接地線を接地電位から電源電位に切り換え、前記アレイのすべての前記ワード線をオンにし、前記P型デバイスのnウェルを前記電源電位より低くて前記接地電位より高い電圧に接続することによって第1の側のP型デバイスをリペアし、前記第1の側のビット線を立ち上げ、前記P型デバイスの前記nウェルを前記電源電位より低くて前記接地電位より高い電圧に接続することによって第2の側のP型デバイスをリペアし、前記第2の側のビット線を立ち上げるように構成される、請求項18に記載の回路。 請求項20 前記電源電位がVddであり、Vfwが順方向バイアス電圧のとき、前記電源電位より低くて前記接地電位より高い前記電圧は、Vdd−Vfwである、請求項19に記載の回路。 請求項21 前記修復回路は、しきい電圧がリペア対象の少なくとも1つのデバイスの基準レベルを超えた場合に、修復モードをトリガして前記少なくとも1つの修復制御信号を出力するように構成されるセンサを含む、請求項18に記載の回路。 請求項22 前記ロジック回路が、プルダウンN型デバイスに対して、電源線を電源電位から接地電位に切り換え、前記アレイのすべてのワード線をオンにし、前記N型デバイスのPウェルを前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧に接続することによって第1の側のN型デバイスをリペアし、前記第1の側のビット線を立ち下げ、前記N型デバイスの前記Pウェルを前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧に接続することによって第2の側のN型デバイスをリペアし、前記第2の側のビット線を立ち下げるように構成される、請求項18に記載の回路。 請求項23 前記接地電位がVssであり、Vfwが順方向バイアス電圧のとき、前記接地電位より高くて前記電源電位より低い電圧は、Vss+Vfwである、請求項22に記載の回路。 請求項24 フローティング・ボディを有する劣化した電界効果トランジスタをリペアする方法であって、電界効果トランジスタ(FET)のソースおよびドレインのうちの1つのPN接合を順方向にバイアスすることと、ゲート領域の電荷を蓄積して前記ゲート領域の電荷を中和する、電荷を蓄積することと、を含む方法。 請求項25 前記電荷を蓄積することが、電源電圧および接地電圧のうちの1つをリペア対象のデバイスのソース・パッドに印加して前記ゲート領域に電荷を蓄積する、印加することを含む、請求項24に記載の方法。
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引用文献:
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